看護師として働いていると、技術などのスキルアップを目指す人がいるのは当然だろう。
そのスキルアップの1つとして認定看護師の資格を取得するというものがある。
認定看護師というのは、5年以上の実務経験がある看護師に応募資格があり、日本看護協会による認定看護師認定審査に合格した人だけがなることのできる資格だ。
程度の高い看護スキルを持っているスペシャリストなので、他の看護師を指導して医療現場を引っ張る役割を担うことになるだろう。
認定看護師になるのはスキルアップだけに限らず、いろいろなメリットがある。
たとえば、看護師としての仕事の幅が広がるだろう。
認定看護師は専門知識をもっているので、他の部署に専門知識やノウハウを伝えたり、指導したりすることもできるようになる。
また、夜勤業務が減るということもメリットの1つだ。
それというのも、看護師としての仕事の幅が広くなると、日勤でやる仕事が多くなるからだ。
そして、いろいろな仕事にかかわることができるので、その分キャリアアップも望むことが可能だ。
認定看護師になるには応募資格を満たした上で認定看護師教育を修了していないといけない。
その実習時間は長く600時間から800時間程度だ。
認定看護師は専門的知識をつかう職業であり、19の項目にわたって勉強する必要があるから、学ぶ時間が長いのはある意味で当然だ。
無事に教育研修が終わったらいよいよ認定審査を受けることになる。
この筆記試験に合格したら無事に認定看護師になることができる。
ただし、この資格は5年ごとに更新する必要があるので注意が必要だ。